キャサリン

漫画家・吉川景都のお仕事情報や、日常を綴った絵日記サイトです!

カテゴリ: お仕事情報

こまった最終回



本日12月28日発売号のYKアワーズで
「こまったやつら」が最終回を迎えました!
全然告知してなかったので、急な話ですまん。
始まったのが2021年春なので、1年半ほど
連載させていただき、年明け2月末に最終巻が
発売されて全3巻の漫画となりました。

もともとテーマがかなりニッチだったので
描かせていただけたこと自体を本当にありがたく
思っていて、また、アドバイザーとしてついて
くださった廣田先生にも大変感謝しています。

もうちょっと描けたなと思う部分もあるのですが、
ちょうど桑子が1年生を終えて2年になったところまで
描けたのできりはよかったかなと思っています。

終わらせると決まったのが秋ごろで、
そこから3話しかなかったのですが、
変な話ですがこういう風になると漫画のキャラクターが
全員ちゃんと終わる方向に動くので、
面白いな、と思いながら描いていました。

民俗学を学びながら、本を読みながらの連載で、
また時代もちょっと前なのでいろいろと苦労も
ありましたが、好きな題材と絵作りでチャレンジできて
本当に楽しかったです。
応援してくださった皆様、ありがとうございました!

3巻はオマケで結城先生の猫の話を描く予定です。
(2巻に実はちょっと出てきてるので探してみてください)

そして年明けには久々に読切と、
新連載の準備もいろいろやっているので
またお知らせしまーす!









2022年もすでに4か月が過ぎようとしていますが
みなさまお元気でしょうか……
私は「えっ4月もそろそろ下旬?」という感じの、
宇宙猫みたいな顔をしています。
ダウンロード (1)





さてさて、あっというまの4か月でしたが
1月に「こまったやつら」1巻と、
4月に「メイクがなんとなく変なので
友達の美容部員にコツを全部聞いてみた」
という書籍が出ました!わ~い

61Uze96ikSL

0331_syoei2








「こまったやつら」は中身の民俗学のこととか
ブログでも書いたことがあるのですが、
コミックスのことで言うと
今回装丁がボラーレの関さんという方で、
めちゃくちゃかわいいし80年代っぽい雰囲気の
カバーになってすごく気に入っています。
1巻は桑子が民研に入ってあれやこれやでしたが、
2巻はフィールドワークとか大学の公開講座とかも
出てきてまた賑やかなので、楽しみにしてもらえたら
うれしいです!

メイク本のほうはツイッターにも漫画アップしたんですが
書籍化が決まってから1年半くらいず~~っと描いてて、
大変お待たせしまして、やっと出てホントによかった……。
私じつは描きおろしの書籍というのが初めてで、
もうね…ほんとに……ほんとに大変でしたね………。
「こまったやつら」みたいな漫画連載をコミックスにするのは、
ひとつひとつその都度焼きあがってるパンケーキを積んで
最後にパッケージして出す、みたいな感じなのですが、
書籍は作り方をたとえるなら桶です!
全然別のパーツを、しかもそれだけでは何の役にも立たないものを
いくつもいくつも作って、それをユルユルの状態のまま
場所を移動させたり組みなおしたり形を整えたりしながら、
じわじわ箍で締めていく……みたいな作業工程になってまして、
しかも今回は「基本の記事を書くパンダさん」「それを
調整するTさん」「聞いた話を漫画にする私」と3人いて、
作業を進めながらも「最終的にどういう本になるのか」
というのがマジでギリギリまで見えてこなくて、
しかも描いても描いてもまだ描く場所が残っている…。
こんなに大変なのか桶を作るのは…。

という感じでだいぶ今年序盤はへとへとでしたが、
「こまったやつら」も無事に世に出て、
相変わらず勉強しながらハードルを飛びながらという感じですが
どうにか頑張っています…!!
メイク本も出来てみたらちゃんと出来てたのでよかった…。
すごくポジティブな反応をたくさんいただけて、
3人でとても喜んでおります。

あと個人的なことですが、
「こまったやつら」がちょうど著書としては40冊目になって、
「モズ」や「鬼を飼う」あたりから自分的に続いている
民俗学ネタがキリのいいところでまた形になって
嬉しく思っています。

メイク本はメイクのこともそうなんだけど、
パンダさんとは小学校からシルバニアで遊び市民プールで遊び
双方の家に泊まりに行きまくり、中学になったら
二人とも深刻なオタクになってしまって
コミケに行きコスプレもやり……と、
お互いの良いところも、
やらかしも大体知っているガチの幼馴染なので、
今こうやって一緒に本出してるのが本当に不思議で……。

パンダさんは昔から頭の回転が速いし、
性格が男前で面倒見もいいので
人になにか教えるとかアドバイスするというのを
すごくロジカルにやってて、
そういうとこが今回漫画でも描けていたらいいなと
思っています。

とりとめなく書きましたが、
今年はそのほかあれだ!6月ごろに読切をまたやらせていただくのと、
1年以上打ち合わせと修正だけが続いているやつを世に出したい…。
いろいろ決まったらまたお知らせします。

頑張ります!









E0IPXMjUcAIVHpD

というわけで
本日発売のYKアワーズにて
新連載「こまったやつら」始まりました!

読者コーナーの質問のとこにも書いたけど
大学の民俗学研究会というテーマで
描かせてくれるアワーズの懐の深さがすごい……
ホントありがとうございますHさん………


民俗学っぽい内容については
「葬式探偵モズ」とか「鬼を飼う」でも
触れてはいたのですが、
キャンパスものもやりたかったので
気楽に楽しめる民俗学になればいいなと
思っています。


1話に出てくる津野山神楽はYouTubeでも
見られるので、ぜひ見てみてください!
すごいかっこいい。
特に漫画にも出てきた山探しが好きです。





287DAA0D-84BF-4050-8FE5-A49756366687


ツイッターの方でもお知らせしましたが、
モーニング・ツーで高殿円先生と蛇蔵先生原案の
アンソロジー企画に参加させていただいています。
ものすごい豪華作家陣で震える……

私もちょっといつもと違う感じの漫画になっています。

来月また詳細が解禁されるようなので
追ってお知らせしますね!






51V5hLPAXoL


51Fn4vCp5TL

Twitterの方でもお知らせしていましたが、
YKアワーズで連載されていた「鬼を飼う」が
6巻、7巻と2カ月連続で刊行になりました。

最終回の構想だけは結構早い段階で決まっていたのですが
どうやってそこにたどりつくのかは知らなかったので
2019年の春ごろからはかなりしんどい制作期間でした…。

描いてるくせに「知らない」とは変な話なのですが、
「鬼を飼う」については特に
「もともとある話を順を追って描いている」
という感覚が強く、
こういう話なんだから次はこうなるべきだよな、
というような描き方をしていて、
ネーム中もよく最初と中間と最後だけ先にあって
あいだを埋めたりとかよくしていたのだった。

そんなわけでずいぶん苦労した1年でしたが
ともあれ着地することができてようやく一安心といったところです。
読んでくださった方はいろいろとご意見もあるかと思いますが
5年間併走してくださって本当に感謝しています。

6月30日売り号では表紙裏のカラー漫画とインフォメーション、
8ページの短編と読者ページでのインタビューと、
終わったわりにたくさん登場させていただいてますので
ご興味ありましたらぜひ手に取ってやってください!

















↑このページのトップヘ